ゲーム輸出大国ポーランドとは?

ゲーム輸出大国ポーランドとは?

01/25/2020
Business

幼少期の1980年代には、毎日のように任天堂ファミコンシリーズ、セガ、PCエンジンなどでゲームを楽しみましたが、社会人になってからは全くゲームをしなくなりました。そのため、ゲーム産業には詳しくないのですが、最近では、2019年9月19日から始まったApple Arcade、Googleは2019年11月19日からハワイとグアムを除く北米とカナダ、イギリスやドイツ、フランス、北欧など欧州11か国でクラウドゲーミングのサブスクリプションサービス「Stadia」を開始、さらに今年はマイクロソフトがソニーと組み、xCloudを開始すると発表しており、主要プレーヤーの動きからゲーム市場が拡大しています。

ゲームは万国共通で楽しむことができるため、5Gの普及もあり、今後は有力なオンラインコンテンツの一つとなります。ゲーム開発と言えば、日本、韓国、中国、米国といった国々のイメージがありますが、実は東欧ポーランドは密かに世界的ゲームの輸出国のようです。ポーランドの人口は約3,839万人(2019年6月:ポーランド中央統計局)ながら、ゲーム企業は約400社、毎年100本前後のポーランド作品が世界で発売されているようです。

https://jp.reuters.com/article/poland-gaming-idJPKBN1ZO04W

ポーランド経済は、2000年代以降、マイナス成長になった年が一度もなく、また、近年の成長率は、EU全体の成長率を上回り、個人消費、投資、輸出がいずれも好調に推移している。個人消費の好調さの背景には、FDI(外国からの直接投資)流入による雇用所得環境改善がある。投資の拡大を後押ししているのは、EU基金を利用したインフラ工事である。輸出の拡大は、ドイツ向けの自動車関連が牽引している。(参考

このようにポーランド経済は持続的に成長しているのもあり、個人消費も好調です。このような経済に加えて、ゲームメーカー「CDプロジェクト」の「The Witcher」シリーズが世界的にヒットし、ポーランドのゲーム産業が注目されるようになったようです。

現在では、インターネットに接続できる端末があれば、世界中どこでもゲームを楽しむことができます。2020年より先進国中心に5Gの商用化も始まります。従来以上の高精細でリッチなゲーム配信が可能となり、世界的にゲーム市場拡大が期待できるかもしれません。

個人的にもポーランドのゲーム産業が非常に気になります。ポーランドに長期滞在中のShigeki Saitoさんのコラムを拝読しながら、ポーランドを研究してみたいと思います。

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