リーダーがコミュニケーションスキルを高めるためには、高い感情知能(Emotional Intelligence)が必要であると、興味深いコラムがありましたので、概要をご紹介したいと思います。
人と人とで何か問題が生じた場合には、原因を究明すると、結局のところ、コミュニケーションが原因であると結論づけることが頻繁にあるかと思います。コミュニケーションが間違った方向に進む場合もあれば、誤解を招く場合もあり、予期せぬ事態に陥ることがあります。そのため、人はそれぞれのコミュニケーションタイプを確立し、それを改善していくことが望ましいのです。
Talk is Chief: Leadership, Communication, and Credibility in a High-Stakes Worldの著者であるJack Modzelewskiによると、高いコミュニケーションスキルを持った人は高い知性と感情知能を持ち合わせています。
COMMUNICATION CHALLENGES
より良いコミュニケーターになるためには、聴衆(相手)を先に立たせるべきです。よく言われるように、良いリーダーはいつも相手にビジョンを示すことを考えています。そして、全ての言葉には、どのようなコミュニケーションであったとしても、誤解が生じる可能性があることを認識しておくべきです。さらに、企業内組織などで、異なる複数世代とのコミュニケーションでは、世代ごとのコミュニケーション手段があることを十分に認識しておくべきです。
FINDING YOUR PERSONAL COMMUNICATION STYLE
より良いコミュニケーターになるために、まず第一に自分は本人そのものであるべきです。どんなに素晴らしいコミュニケーションスタイルを確立していたとしても、それが本来の自分の姿でなかった場合には、長続きはしないのです。さらに、万が一にも相手に伝えたくても伝わらない時には、繰り返して相手に伝えていくべきです。リーダーが組織に貢献するためには、どのような環境の従業員とも自分そのもののコミュニケーションをとるべきです。
結論として、リーダーのコミュニケーションで最も重要なことは、相互の「信頼」と「信用」であると言えます。どのようなコミュニケーションであったとしても、そのままの自分を出して、対話することが重要と思われます。