アメリカでの年末年始の過ごし方

アメリカでの年末年始の過ごし方

Boston

日本とアメリカでは、年末年始の過ごし方でどのような違いがあるのでしょうか?ボストンで初めての年末年始を迎えるにあたり、日本との違いをまとめてみました。

日本の年末年始は?

日本では、12月になると、街ではクリスマスのイルミネーションが飾られ、盛り上がりが見られます。そして、クリスマスの12月25日を過ぎると街は年末モードに切り替わり、お正月の準備が始まります。企業では、来年のカレンダーや手帳を持って、取引先に年末のご挨拶に伺います(最近ではこのような商慣習も廃れてきたと思いますが)。自宅では年賀状を作成したり、大掃除をして、新年を迎える準備をします。典型的ですが、12月30日は日本レコード大賞、12月31日にはNHKの紅白歌合戦を観て、番組終了後は除夜の鐘の音を聞きながら、ゆく年くる年を観て、元旦を迎えます。お正月にはおせち料理やお雑煮を食べて、神社に初詣にいきます。仕事関連では、1月4日から仕事初めでしょうか。

アメリカの年末年始は?

アメリカでは、11月下旬の Thanksgivingが終わると、Holiday Seasonに入ります。近年、アメリカでは多民族・多宗教に配慮して、「Merry Christmas」という言葉を使う機会が減ってきています。 ちなみに、欧米では、アドベントというクリスマスの準備期間があります。このアドベントは、キリストの降誕を待ち望む期間と言われており、今年は12月1日から12月24日がアドベント期間でした。近所のスーパーやCVSではチョコレートなどのお菓子が入ったアドベントカレンダー(クリスマスまでの日数を小分けに収納できるプレゼントボックスを備えたカレンダー)が並びます。12月の初めからカウントダウンが始まり、クリスマスイブまで1から24までの数字が書かれた箱の窓を開けていき、最後にクリスマス(12月25日)を迎えることができます。箱に入れるものは、お菓子やコスメなど様々で、自分用に買ったり、子どもや家族で楽しむこともできます。クリスマスが過ぎると、いよいよ年末になりますが、日本ほど年末の雰囲気は感じません。年末だから年賀状書いて、大掃除して、お正月はおせち料理やお雑煮食べて、初詣といった慣習がないため、かなりあっさりしています。もちろん、お餅つきもありません。仕事関連では、12月25日と1月1日が休日となる程度です。当然のことながら、12月25日と1月1日は日本と異なり、スーパーやコンビニも閉まっています。
ボストンでは、12月31日(NEW YEAR’S EVE)に「ファーストナイト」というカウントダウンイベントがあり、ボストンコモンでは12月31日の夜、花火があがりカウントダウンが始まります。

このように、アメリカでは、日本と同じように12月はHoliday Seasonで盛り上がりますが、日本ほど多くの商慣習もなく、あっさりしてます。そのため、こちらでの年末年始はのんびりとしたお休みになりそうです。日本の年末年始が懐かしくもなります。。

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