今週の気になる日本のIT業界関連ニュースをピックアップしたいと思います。
買収、業務提携、出資
https://jp.techcrunch.com/2019/12/21/2019-12-20-softbank-lenskart-india/
オムニチャネルでメガネなどを販売するインドのLenskartは12月20日、事業拡大に向けソフトバンクのビジョンファンドから新ラウンドで2億7500万ドル(約300億円)を調達したことを明らかにしました。
https://jp.techcrunch.com/2019/12/19/sbi-oneconnect-japan/
SBIホールディングスは中国の民間金融機関である平安グループ(Ping An Insurance Group Company of China)との提携を発表しました。平安グループの完全子会社であるAn Ke Technologyと子会社であるOneConnect Financial Technologyと共同で、SBI OneConnect Japanを設立します。
研究開発・サービス関連
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191217/k10012218041000.html
NECは次世代通信規格5Gを地域の限られたエリアで活用する「ローカル5G」の事業に参入し、企業や自治体向けにサービスを提供する予定です。
政策・その他
【12月19日】ポスト5G開発へ基金設置、若手研究者支援基金も=成長戦略
https://diamond.jp/articles/-/223972
日本政府は12月19日、未来投資会議を開催し、これまでの各議論を踏まえて、来年夏の成長戦略実行計画に関する中間報告をとりまとめました。その中で、5G情報通信インフラの集中的整備への減税措置、ポスト5Gのシステムや先端半導体技術の日本企業による開発を支援するため、複数年のプロジェクト推進に基金を設置することが盛り込まれました。
【12月20日】英量子ベンチャーが日本進出 量子暗号デバイスやプログラミング基盤を展開
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1912/20/news061.html
英ケンブリッジ大学発の量子ベンチャー企業、Cambridge Quantum Computing(以下、CQC)は12月19日(日本時間)、日本市場に本格参入すると発表しました。同社の日本法人を通じ、量子暗号デバイスの販売や、複数社の量子コンピュータで実行できるプログラミングプラットフォームを展開することで、パートナー企業と共同研究を進める狙いがあります。
【12月20日】GovTechのグラファーが神戸オフィスを新設、総額約4.5億円の資金調達も
https://jp.techcrunch.com/2019/12/20/graffer/
行政手続きの効率化を目指すグラファーは、シリーズAラウンドで総額約4.5億円の資金調達を発表しました。既存株主であるベンチャーキャピタルのCoral Capitalとインキュベイトファンドを引き受け先とする第三者割当増資で、累計資金調達額は約7.2億円、調達した資金は、サービスの開発を人材の採用に使う予定です。