MaaSがもたらす未来志向型自動車とは

MaaSがもたらす未来志向型自動車とは

12/03/2019
Business

最近、デジタルディスラプションという言葉をよく見かけます。文字通り、デジタル技術による破壊を意味しますが、産業界において、自動車産業はまさにデジタルディスラプションにより、事業構造の転換を迫られています。
自動車産業といえば、長らく世界経済を牽引する製造業の一つでしたが、近年では、5Gのユースケースの一つとして、有望視されていた自動車がネットワークに繋がるConnected Vehicleや、自動車は所有から利用にシフトするMaaS、さらに、AIを活用した自動運転技術の進展、そして欧州が牽引している電気自動車の推進があります。
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トヨタやフォルクスワーゲングループをはじめ、世界の主要自動車メーカーはネットワークに繋がり、自動運転技術を実装した電気自動車を開発し、MaaSでのビジネスモデル構築が急務となっています。

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自動車を製造販売してきた自動車産業にとって、MaaSでどのように競争優位を見出すことができるのでしょうか。自動車を利用するユーザーに課金するためには、自動車を従来の移動手段で捉えるのではなく、Service Vehicleと位置付けることが重要かと思います。つまり、移動中あるいは停車中に車内で何ができるのかを訴求することが有効かと思います。MaaSでは、様々なユースケースが考えられますが、自動車を個室と捉えるのはいかがでしょう?個室ならば、宿泊もでき、プレゼンの練習、フルートなど管楽器の練習は近所迷惑にもならず、いいかもしれません。このように考えると、未来志向型電気自動車は、もはや、従来の自動車の形はしていないかもしれません。

自動車産業の構造転換と考えると、企業においては、経営方針を見直す重大な局面ではありますが、自動車の未来を考えると、ワクワクしてきます。

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