ウイルスの次にやってくるものは?

ウイルスの次にやってくるものは?

Health

今、世界は新型コロナウイルスの感染拡大にとり、人々は恐怖と向き合い、深い不安の中にいます。新型コロナウイルスはいつ収束するか分からず、インフルエンザのように予防摂取や特効薬もなく、一度収束しても再び活動が活発になる可能性もあります。日本赤十字社は2020年4月21日、「ウイルスの次にやってくるもの」と題した動画を公開しました。新型コロナウイルスの感染拡大で起きる”真の恐怖”をアニメーションで伝えている興味深い動画で、本ブログでもご紹介したいと思います。

日本赤十字社広報室によると、「新型コロナウイルスは、”体の感染症”、”心の感染症”、”社会の感染症”の3つの顔を持っており、これらが”負のスパイラル”としてつながることで更なる感染の拡大につながっていく」とJ-CASTニュースの取材で説明されています。ではこの3つの感染症はどのように繋がっているのでしょうか。

Source:JRC

第1の感染症は「病気」そのものになります。感染者と接触することで、感染することが分かっています。感染すると風邪症状や重症化することで肺炎になる可能性もあります。ではこの第1の感染症を防ぐためには、一人一人が衛生行動を徹底することです。

第2の感染症は「不安」と「恐れ」になります。ウイルスは目に見えず、ワクチンも特効薬も開発されていないため、分からないことが多く、様々な情報に振り回せれてしまうのです。その結果、私達の心の中で膨らみ、気づく力、聞く力、自分を支える力が弱まって行きます。そして、人から人に伝染していくようです。「不安」や「恐れ」は人間の生き延びようとする本能を弱めます。では、この第2の感染症を防ぐためには、どうしたら良いか、それは自分を見つめ直すことで、気づく力、聴く力、自分を支える力を高めることです。

第3の感染症は「嫌悪」「偏見」「差別」になります。人間は、生き延びようとする本能が弱まると、ウイルス感染に関わる人や対象を日常生活から遠ざけたり、差別したりします。その結果、人と人の繋がりを弱まり、信頼関係や社会との繋がりを壊されて行きます。では、この第3の感染症を防ぐためには、どうしたら良いか、それは人を労い、敬意を払うことです。医療従事者だけでなく、子育て中の家庭、高齢者、治療を受けている人とその家庭、自宅待機している人、日常生活を支えている人の全てに労いと敬意を払うことです。(参考:JRC)

このような感染症対策は、今回のウイルス感染に限ったことではなく、日頃から自分を支える力を高める努力をして、人に労いと敬意を払うことが重要であるという人間の気付きであると言えるのではないでしょうか。

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