自宅で受験可能な英語試験

自宅で受験可能な英語試験

04/09/2020
English

新型コロナウイルス感染者数増加に伴い、世界各地で非常事態宣言が出て、不要不急な外出が難しくなっています。そのため、自宅にいながら、学習できる有料/無料のオンライン教育コンテンツが増えています。例えば、Asuka Academy では、MITや Yale大学、UCIなどをはじめとした海外トップレベル大学の講義や学習コンテンツ、中・高校生向けのサイエンス動画や SDGs 教材を、日本語字幕つきで無料で配信しています。今回の新型コロナウイルスの影響で、オンライン学習ニーズも高まっていると思われ、非常に魅力的なコンテンツだと思います。

一方で、オンラインで学習するだけでなく、資格や認定など、何か形にしたいという人もいるのではないでしょうか。今回は、以下の2つをご紹介したいと思います。

CASEC(キャセック)

ご存知の方も多いかと思いますが、株式会社教育測定研究所が運営する民間資格です。個人の能力に合わせてテスト問題が変化していく適応型テストで、TOEICや英検など他の試験と比較しても短時間で、平均試験時間は約40分~50分です。受験終了後、試験結果がすぐに表示されるので、受験結果を待つこともありません。採用団体も2019年6月末時点で1,677の団体に採用されているようです。もちろん、英語の能力を測定する手段として、どの試験が良いかは分かりませんが、英語の能力を客観的に示す手段の一つとして、CASECを利用することもありではないでしょうか。

VERSANT

VERSANTは、日本ではまだ認知度はそれほど高くないかもしれませんが、Pearsonが運営している英語の資格試験になります。日本では、日本経済新聞社がPearsonJapanと提携して運営しています。試験は、スピーキング、ライティング、プレイスメントの3種類のテストがあります。
スピーキングテストは、聞かれたことを理解し、応答する力を測定します。テスト時間は約20分。出題数は63問。総合点及びサブスコアは全て20点から80点で採点されます。
ライティングテストは、出題数は42問、テスト内容はタイピング、空欄補助、ディクテーション、文章再構成、Eメール記述の5つで構成されています。
プレイスメントテストは、出題数は81問、日常的に使用される英語の対応能力を、約50分で総合的に診断されます。


VERSANTスコアと各種英語力指標の対応表は以下になります。
Source:VERSANT

英語の試験を受験する目的は、留学、就職、実力判定など様々です。認知度も高く、受験者数が多い試験を受験することもありかとは思いますが、資格試験を受験することは、受験準備時間や費用が必要になります。そのため、費用対効果を考え、自分の環境に適した試験を受験することも有効かと思います。

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