空中ハプティクス技術で確かさを感じる

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近年、IoTやVRなどさまざまな分野で、何もない空中に手をかざすだけで触っているバーチャルな感触を可能にする「ハプティクス技術」が注目されています。イギリスのITベンチャー企業のウルトラハプティクス社によると、

「超音波が発生する音響放射圧を使ったハプティクス技術は1970年代から実用されており、当初は神経障害や聴覚障害といった感覚テストに使われていたようです。世界でも研究者は多く、日本では東京大学の篠田裕之先生が有名です。また、iPhoneのホームボタンが物理ボタンから電子制御に変わりましたが、これも実際には押されていないのに押したように感じるということで、振動を使ったハプティクスの一種なんですよ」

触れられることでリアリティが増し、知覚的により「リアルさ」や「確かさ」を感じることができるようです。

ジェスチャー操作と比較すると、例えば、装置を操作する場合に、手の動きだけで操作が可能ながら、ジェスチャーは操作感が希薄で、うまく操作ができないと感じる人が多いようです。これは、人間の脳は視覚で捉えるだけではなく、実際に触れることで、認識できる性質があるようです。ハプティクス技術によって触感を加えると、装置のボタンを押すなどのジャスチャーにフィードバックが可能になります。

このハプティクス技術は、自動車への適応も研究されています。英国ブリストル大学発のベンチャー企業Ultraleapは、1月に開催された自動車関連の総合展示会「オートモーティブワールド」で「STRATOS Explore」という開発キットを展示していたようです。約20センチ四方の板に小さな超音波スピーカーを16×16個並べている。その上に手を持っていくと、空中の特定の位置で何かを触っているような感覚を得られるそうです。車内のファンの風量や音のボリュームなどを調整するデモアプリが展示され、空中で手を上下に動かすと、スライダーを触っているかのような触覚が得られるそうです。(参考

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