顔文字のルーツ、実はアメリカの雑誌!?

顔文字のルーツ、実はアメリカの雑誌!?

Communication

日常生活のオンラインコミュニケーションツールに深く浸透し、長らく使われてきた顔文字ですが、このブログ記事を読むと、ルーツはアメリカの雑誌のようです。1881年3月30日の PUCK magazineに「typographical art」として4つの絵文字が掲載されています。

Source:Short History of The Emoji

なんとも興味深いことに、この雑誌には「楽しい」「憂鬱」「無関心」「驚き」が紹介されており、世界で初めて生まれた絵文字になります。今から約139年も前に活版印刷技術ながらも、感情が伝わるように表現されているのは驚きです。

その後100年が経過し、1982年にインターネットが登場しました。カーネギーメロン大学のコンピュータサイエンティストであったScott_Fahlman博士が「ジョークを言うときはこの記号を使います :-)」という以下の文章の記録が残されています。

I propose that the following character sequence for joke markers:
🙂
Scott E Fahlman / 19-Sep-82 11:44

Source:Short History of The Emoji

そして、1986年にはついに日本でも顔文字ブームの到来しました。一覧はこちら。インターネットの普及も始まり、インターネットサービスプロバイダーが多数立ち上がり、携帯電話の普及も始まりました。そして、1998年、NTTドコモが携帯メール内で感情を表現するためのツールとして正式に絵文字を作りました。1999年2月に始まったiモードの普及もあり、携帯メールで顔文字が急速に使われるようになりました。

2020年、現在ではLINEやWeChatなどのメッセンジャーアプリでは当たり前のようにスタンプが使われています。しかし、スタンプを使う必要もないけれど、気軽に感情を表現したいというニーズはあり、今でも絵文字も使われています。

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