大学や研究機関が集積するボストンは、先端医療の世界的な研究開発拠点であり、実は保険テック(インシュアテック)のスタートアップハブとして有望視されています。
インシュアテック投資専門のBrewer Lane Venturesによると、ボストンはベイエリアやニューヨーク以上に、インシュアテック市場として魅力を感じているようです。Brewer Lane Venturesのフィロソフィーでは、日進月歩進化する技術は、世界や社会をよくするために使われることは当然の事ながら、人々の生活を改善するためにも使われるべきとしています。では、インシュアテックではどのような事業領域を考えられるのでしょうか?個人向け(B2C)と企業向け(B2B)で分けると、以下のように分類できるかと思います。
個人向け(B2C) | 企業向け(B2B) |
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近年、IoTによりデータ収集が容易になったこともあり、消費者はオーダーメイド化された保険への関心が高まっているようです。さらに、自動運転の実用化、ロボットの普及、ドローン、空飛ぶタクシーなど、新しいリスクに対応した保険の需要も高まってきているようです。興味深いのはP2P保険です。P2P保険は、いわゆる「割り勘保険」で、個人のグループで資金プールを作り、グループメンバーに保険適用となれば、その資金からお金を引き出されます。
冒頭にも挙げましたが、ボストンは医療の世界的な研究開発拠点の一つであるため、近い将来、医療技術とITを組み合わせたインシュアテックが増えてくることが期待できそうです。
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